前回の続きです。
VAIO typePを使うため、
Linuxのディストリビューションを調べ、
antiXを使ってみることにしました。
実際に2021年10月時点での最新版である、
antiX-21をインストールしてみます。
インストール準備
インストールの準備は次のステップで行います。
1.antiX-21 のISOファイルの入手
2.入手したISOファイルを元に、インストール用USBを作成するためのソフト【Rufus】を入手
3.Rufusを使用してインストール用USBの作成
ISOファイル〔 拡張子:iso 〕
国際標準化機構(ISO:International Organization for Standardization)が定義した
光ディスク用アーカイブファイルの形式。ディスクに書かれているデータの頭から
お尻までを一つのファイルにまとめた(アーカイブした)単一のファイルのこと。
ISOファイルの入手
antiXを入手するため、
antiXのホームページで
[ Download antiX ] ボタンを
押します。
ダウンロードページにあるサイトの
どこでダウンロードしてもOKです。
今回はRIKENのサーバーから
ダウンロードしました。
なぜかOSAKAのサーバーは
繋がりませんでした。
ダウンロードサイトをクリックすると
ディレクトリ内のファイルが
表示されrます。
i386版のFullを使用しますので、
” antiX-21 386-full.iso “をクリックして
ダウンロードします。
これでISOファイルの入手完了です。
Rufusのダウンロード
ダウンロードしたISOファイルを使用して、
VAIO typePにインストールするための
USBメモリを作成します。
単純に、USBメモリにISOファイルを
コピーすればいいようにも思うのですが、
それではダメらしく、
インストールのための起動可能なUSBは、
専用のソフトを使用して
作成しなければなりません。
今回はその道で有名な【Rufus】という
フリーソフトを使用します。
左の画像はRufusのサイトの
トップページなのですが、
この下にダウンロードリンクが
ありますので、
クリックしてダウンロードします。
インストール用USB作成
ISOファイルが1.2GBと表示されていたので、
4GBのUSBメモリを用意しました。
昔買ったゼムクリップタイプの
ELECOM製オシャレUSBです。
[ ブートの種類 ]の欄で、
使用するISOファイルを選択します。
[ボリュームラベル]は適当に
最後に[ スタート ]を押すと
作成を開始します。
このソフトは、antiXのサイトで
起動可能なドライブ作成のために
名前が挙がっているほど有名なソフトで、
Linuxのディストリビューションなどを
色々使う方には必須ソフトです。
VAIO typePへインストール
ようやくインストールです。
先ほど作成したインストール用USBを刺したまま、
スライドスイッチをONし、
電源を投入します。
USBメモリから起動
左の画面になります。
VAIO typePは、解像度の関係で
インストール画面が横に広がった
感じになります。
“F2″を押すと
言語が選択できます。
言語選択のリストが
出てきますので、
“日本語”を選択します。
日本語になります。
頻繁にLinuxに触っている方は、
英語の方が理解しやすいと
思いますが、
初心者は安心です。
日本語に切り替える
この段階では全て英語のなので
日本語に変更します。
左下のボタンからメニューを出し、
[ Apprication ] → [ antiX ] →
[ User Language ] を選択。
User Language のウインドウ内の
[ Formas ]を日本語に変更します。
日本語を選択した後、
再起動後に表示が変わります
とのコメントが表示されます。
さらにその後、
“翻訳に協力してね”、
のウインドウが出ます。
ちょっと不思議な
日本語でしたが・・・
日本語になりました。
次にデスクトップにある、
光学ディスクアイコンの
“インストール”を実行します。
インストールする
インストーラーが立ち上がります。
ここでキーボードの選択ができます。
インストールウインドウの左側にヘルプが表示されて、
とても親切だと思いました。初心者に優しいです。
インストールタイプの選択で、
・ディスク全体を使用する
・ディスクのレイアウトを
カスタマイズする
を選べます。
今回はディスク全体を使用します。
起動関係の設定です。
私はエキスパートではないので、
チェックを付けたまま進めます。
コンピュータ名、
ドメイン名は必要に応じて。
地域の設定です。
特にどこも変える必要は
なさそうなのですが、
“システムクロックは現地時刻を
使用する”
にチェックを入れてみました。
サービス設定は”高度”なので
致しません。
ユーザーアカウント作成
およびrootパスワード設定です。
ここまで設定が終わると
最後まで進行します。
最後に再起動します。
再起動すると
ユーザーとパスワードを
入力する画面から
始まります。
以上でインストール完了です。
軽快です。
まとめ
今でも小型のノートPCは発売されていますが、
VAIO typePほど、欲しい! と思える製品はありません。
携帯できる端末は、スマホもタブレットも色々な種類があるので、
これ何に使えるの?って言われると困りますが、
カッコいいので許してください。
今回VAIO typePのスペックで動作するLinuxを探してインストールしてみました。
インストールはスムーズに進み、思ったよりも簡単でした。
Windowsが入っていた時より、軽快に動作していますので、
使い道を探してみたいと思います。
コメント