以前ソフマップ で、
”液晶ムラあり”との注意書きのある中古のノートパソコン
VAIO Pro13 SVP1321GHJ (2013年発売)を購入しました。
主に外部ディスプレイを使うつもりだったので、
本体の液晶ディスプレイにムラがあっても構わないと思い、
現物を確認して購入を決めました。
今あらためて液晶ディスプレイを見ても、
どこが異常なのか分からないくらいのムラです。
液晶ディスプレイである以上、
ムラはゼロではないですしね。
今回は”液晶ムラあり”の中古ノートパソコンの
ムラが実際にどのような状態なのか調べてみました。
製品について
![vaio-keyboard](https://tobiinu.com/wp-content/uploads/2021/10/s13-key.jpg)
VAIO Pro13 SVP1321GHJは
SONYブランド最後の方のVAIOです。
名古屋駅西前ビッグカメラ内の
ソフマップで見つけたVAIO Pro13。
中古品が7~8万円だったように記憶しています。
本製品はSONY製なので仕様書は
SONYのサイトで調べることができます。
SONYのサイトから調べた製品仕様は以下の通りです。
モデル | SVP1321GHJ |
CPU | インテル Core i5-4200U プロセッサー1.6GHz |
メモリ | 4 GB (オンボード)、デュアルチャンネル転送対応 |
ストレージ | SSD 約128 GB (128 GB × 1) (Serial ATA 6 Gb/s) |
グラフィックアクセラレータ | インテル HD グラフィックス 4400 |
液晶表示装置 | 13.3 型ワイド (16:9)、解像度:Full HD 1920 × 1080LEDバックライト、IPS液晶、低反射コート |
システムファームウェア | UFEI |
セキュリティーチップ(TPM) | 搭載 (TPM1.2) |
USB | SuperSpeed USB (USB 3.0) port with charging function × 1、 SuperSpeed USB (USB 3.0) port × 1 |
無線LAN | IEEE 802.11a/b/g/n準拠、WPA2対応、Wi-Fi 適合 |
ネットワーク(LAN) | – |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 準拠 |
仕様書から分かる通り、
・メモリもオンボードな上に、空きスロットなし
・ストレージはSSD
ということで、
現状以上の性能へのアップグレードができそうにありません。
Windows10を使う上で、メモリを4GB以上増設できないのが痛いです。
![vaio-rear](https://tobiinu.com/wp-content/uploads/2021/10/s13-rear_.jpg)
製品の一生の中で、
”メーカー以外内部へアクセスすることはない”
との考えか、
製品をぐるっと見回しても、
どこにもねじが見えません。
裏面にもVAIOのロゴが入っていたりして
美しいです。
![vaio-screw](https://tobiinu.com/wp-content/uploads/2021/10/s13-screw.jpg)
ねじは底面の各ゴム足の裏側に隠されています。
ゴム足は両面テープのようなもので
貼り付けられているため、
ピンセットなどでゴム足を
引き剥がす必要があります。
ヒンジ近傍のゴム足は
ガッツリ貼り付けられているので、
剥がす時には傷を付けないよう、注意が必要です。
ネット上のレビュー記事などにも書かれていますが、
製品の剛性がちょっと弱いように思います。
私は特にタッチパッドをクリックする時に
へこむような感覚があり、
弱そうだと感じました。
液晶ムラの確認
液晶ムラはなぜ発生するか
![display](https://tobiinu.com/wp-content/uploads/2021/10/pro13-display.png)
左の図は液晶ディスプレイの構造を簡単に表したものです。
この中で液晶ムラの原因となる部分は大きく三つあるようです。
1.液晶ユニット部のカラーフィルタの精度ばらつき
2.バックライト部LED光源の劣化
3.各部品間の隙間の発生
今回の製品が初期不良でなければ、
恐らくLED光源の経年劣化もしくは
いずれかの部品間に隙間が生じたものと
考えられます。
液晶ムラの確認方法
液晶ムラの確認方法は以下の記事を参考にさせていただきました。
EIZO株式会社⇒EIZOライブラリー⇒掲載記事⇒
「”画質の差”が丸わかり!――液晶ディスプレイの表示チェックをしてみよう」
確認のための手順は次の通りです。
1.デスクトップ上のアイコンを一度別のフォルダに移動
2.タスクバーを”自動的に隠す”に設定
3.個人用設定の背景を単色に変更
4.RGBの数値を打ち込んで黒、白、灰、シアン、マゼンタ、イエローを表示させる
5.それぞれの画面をデジカメで撮影する
今回のVAIO Pro13と液晶パネルを交換したThinkPad X240で比較しました。
いずれもISP液晶で解像度は1920 × 1080です。
それぞれACアダプタを繋いだ状態で、最大輝度に設定しています。
光源の状態などにより色味は比較できないかもしれませんが、
液晶のムラは判別できると思います。
液晶ディスプレイの比較結果
それぞれの製品の液晶ディスプレイ写真を下に並べます。
白と灰の写真の色がホントに?って感じですが、
ムラの状況が分かればいいので、
これでいいことにしましょう。
機種名 | VAIO Pro13 | ThinkPad X240 |
黒 R:0 G:0 B:0 |
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白 R:255 G:255 B:255 |
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灰 R:128 G:128 B:128 |
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シアン R:0 G:255 B:0 |
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マゼンタ R:255 G:0 B:255 |
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![]() |
イエロー R:255 G:255 B:0 |
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VAIO Pro13の結果
確かにこうしてみると液晶の左下側にムラがあるようです。
ただ、通常このような背景色で使用することはなく、
ほぼ外部ディスプレイを使用していたということもあり、
実害はゼロでした。
ThinkPad X240の結果
四隅が若干暗くなっているように見えますが、
異常とみられるムラはなく、キレイです。
交換して間がないため、
経年劣化もないはずです。
まとめ
中古品を購入する際、
液晶ムラ、傷などはできれば、
現物をみて判断することをお勧めします。
その欠点が自分の使用用途に対して、
許容できるものであれば、
安く購入できるのですから。
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