VAIO typePはあまり性能が高くないので、
私はWindows7あたりが限界でした。
正直、メインでもサブでも使うことはないのですが、
そのままにしておくのも忍びないので、
何か使い道を探しています。
やはり動作が遅いと、
手に取ることもなくなるので、
VAIO typePを快適に使えるOSを探してみました。
Linuxという選択肢
VAIO typePを快適に使う手段として、
Linuxを導入されている方が、
結構いらっしゃいます。
先人の教えに従って、
Linuxを入れてみたいと思うのですが、
VAIO typePに搭載されている Atom Z550 は 32bitCPU。
選択肢があまりなさそうです。
導入候補を探す
ディストリビューションの動向がわかる
Distrowatch.comを見ると、
ページヒットランキングに記載されているだけで、
ディストリビューションの数は275件。
全部見切れないので、32bitに対応している
ディストリビューションを検索しようと思ったのですが、
ここで迷ったのが、何というキーワードで検索したらいいのか?
アーキテクチャーの項目のリストにある
i386やi686は32bit、x86_64は64bitだと思うのですが、
じゃあAtom Z550はi386、i686?
とりあえず年代的にはi686でもいいかなと思い
“i686″を条件にして検索してみました。
加えて多言語サポートで”Yes/other”を選択。
検索結果は35件でした。
その中で人気順の10件が
次の通り。
・MX Linux
・Linux Mint
・Debian
・open SUSE
・antiX
・SpankyLinux
・Q4OS
・Devuan GNU+Linux
・Kubuntu
・Lubuntu
それぞれのウェブサイトでシステム要件や最新版の情報を確認し、
21年10月時点の最新版でi686版があるディストリビューションに絞りました。
それがこちらです。
ディストリビューション | システム要件 | |||
名称 | バージョン | CPU | メインメモリ | 空きドライブ |
MX Linux | MX-21 “wildflower” | i686 | 1GB以上 | 6GB以上 |
Debian | 11 “bullseye” (デスクトップあり) | Pentium 4 1GHz | 1GB以上 | 10GB以上 |
open SUSE | Tumbleweed | 2 Ghz デュアルコア プロセッサ以上 |
2GB以上 | 40GB以上 |
antiX | antiX-21 (antiX-full) | PII,PIII | 192MB | 5GB以上 |
SpankyLinux | 6.0.1 “Home” editions デスクトップ環境:LXDE, LXQt, Openbox |
i686 | 256MB以上 | 10GB以上 |
Devuan GNU+Linux | 4.0 “Chimaera” | i386 | 不明 | 不明 |
どうも一番軽いのはantiXのようです。
Devuan GNU+Linux は、
CPUの要件がi386であることを考えると、
軽量そうですが、中身が特殊な感じがするので
ちょっと止めておきます。
ということで、antiX (アンティクス)をインストールしてみたいと思います!
Linuxのディストリビューション
私は仕事もプライベートもWindows使いです。
Linuxの候補を探す時、混乱した点が
ディストリビューションの種類の多さでした。
そもそもLinuxとは
Linuxというのは
Linuxは、狭義にはLinuxカーネル、広義にはそれをカーネルとして用いた
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オペレーティングシステムを指す。
というもので、
この中に出てくるカーネルというのは
階層型に設計されたオペレーティングシステム (OS) の中核となる部分で、アプリケーションとハードウェアの架け橋である。具体的には、システムのリソースや、ハードウェアとソフトウェアの連携を管理する。その他、通信制御も行う事が多い。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
です。
Linus Torvadls (リーナス トーバルス)さんが作った、
CPU、メモリやマウス、キーボード等のハードウェアと
インターネットブラウザ、テキストエディタ等のアプリケーションの
間のやり取りを行うプログラムです。
・・・ということでいいのかなと思います。
ジョン・トラボルタとヒュー・ジャックマン、ハル・ベリーといった
有名な俳優さんが出演している映画「ソードフィッシュ」(2001)で
最初に登場したハッカーの名前が “Axel Torvalds“。
特に何ということはないんですが、も少しいい役で使われるとよかったのに。
ディストリビューション
Red Hat とか Debian、Ubuntu 等があります。
Linuxカーネル以外の部分を、個々の思想、目的に従って
一つの配布形態にまとめ上げた物のことです。
以下のサイトに
ディストリビューションの変遷表があります。
いったい何種類あるんでしょうか。
私が初めてLinuxってものがあるのを知った時は、
Redhat Linux と Turbolinux の名前だけしか知りませんでした。
今回ディストリビューションを調べていて、
Turbolinux が Redhat 系なんだって、初めて知りました。
今回は32bit軽量のLinux、といった視点で
ディストリビューションを選びましたが、
64bit高性能のパソコンを持っている場合、
どのディストリビューションを選ぶのでしょう?
デスクトップ環境は、
異なるディストリビューションでも
同じものが使えるみたいですし。
デスクトップ環境
KDEとかXfceなどのことです。
Enlightenmentもデスクトップ環境みたいです。
大昔、NECのPC98にFreeBSDを入れ
Enlightenment のスキン?をスタートレックのコンソール風にして遊んでました。
今でもそういうのありそうですね。
ユーザーインターフェイスを含めた作業環境のことで、
異なるディストリビューションでも、
同じデスクトップ環境がが使えます
デスクトップ環境にも重い、軽いがあるらしく、
Xfceは軽い方、Cinnamon(かわいい名前ですね)等が重い方のようです。
当然、重い方がより多機能だったり、
凝ってたりするのだと思います。
antiX-21
システム要件等から、今回導入しようとしている
antiXはDevian系のディストリビューションで
最新版は10/31にリリースしたばかりの 21 “Grup Yorum”。
ベースはDebian 11 “Bullseye”です。
antiXには、同じバージョン内でもいくつか種類があるようです。
Full、Base、Core、Netの4種類があり、
名前から分かるように、Fullが最もサイズの大きな
バリエーションです。
今回は後で色々追加は大変そうなので、
Fullを使用したいと思います。
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