新しくLinuxをインストールする時に使用するのが、
インストール用USBメモリ作成ソフト。
以前、VAIO typePにantixをインストールする時に”Rufus“を使用しました。
Linuxを新規にインストールする時に必要になるタイプのソフトです。
antixのホームページで紹介されていたため、
“Rufus”を使用したのですが、
世の中、”Rufus”一択ではないと思い、
同様の機能を持ったソフトを探しました。
一択ではありませんでしたが、
現時点では、ほぼ二択でいいのかも、
って結果になりました。
現在Windowsを使用している方で、
Linuxに興味があって、
「空いているパソコンに入れてみようかな。」
と思っている方など、
インストール用USBドライブを作成される方の
参考になれば幸いです。
インストール用USBメモリ作成ソフトとは
Linuxをインストールする際の手順は、
- LinuxディストリビューションのISOイメージをダウンロード。
- インストール用USBメモリ作成ソフトを使用し、
ダウンロードしたISOイメージからインストール用USBメモリを作成。 - インストール用USBメモリで、インストール先のパソコンを起動。
- インストーラーが立ち上がるので、それに従ってインストール。
となります。
このインストール用USBメモリ作成ソフト、
どの位バリエーションがあるのかと思い、
DistroWatch.comのページヒットランキング
上位30ディストリビューション(2022.8.26時点)の
各ホームページのインストール手順で紹介されていた
ソフトたちを集計しました。
その結果がこちらのグラフです。
“Rufus“が最も多く13件、次いで”Etcher“が12件でした。
その他は1,2件なので、上位2つのソフトが大勢を占めています。
インストール用USBメモリ作成ソフト比較
上記ソフト達の詳細を表にしてみました。
各ソフトそれぞれ優れた点があると思いますが、
上記2つのソフトのいずれかを選んでおけば、
間違いないようです。
名称 | 開発元 | 最終更新日 | 対応OS | 日本語対応 |
Rufus | Pete Batard | 2022.8.3 | Windows | 〇 |
Etcher | Balena | 2022.4.22 | Windows, MacOS, Linux | × |
Ventoy | longpanda | 2022.7.28 | Windows, Linux | 〇 |
USBWriter | edoms | 2015.3.2 | Windows | ○ |
UNetbootin | Geza Kovacs | 2021.2.4 | Windows, MacOS, Linux | ○ |
ImageUSB | PassMark Software | 2020.9.25 | Windows | ○ |
USBImager | bzt | 2021.2.7 | Windows, MacOS, Linux | ○ |
ROSA ImageWriter | CaptainFlint | 2016.7.25 | Windows, MacOS, Linux | × |
Win32Diskimager | Tobin Davis Justin (Tuxinator) Davis | 2018.6.7 | Windows | 〇 |
“Rufus”と”Etcher”
Rufus
”Rufus”は対応OSはWindowsのみですが、
日本語も含め、多くの言語に対応しています。
Rufus – 起動可能なUSBドライブを簡単に作成できます
Etcher
“Etcher”は各種OSに対応しており、
日本語対応はされていないものの、
UIがとてもシンプルで洗練されており、
迷わず使うことができます。
balenaEtcher – Flash OS images to SD cards & USB drives
まとめ
Linuxのインストールに使用するための、
インストール用USBメモリ作成ソフトについて、
Linuxのディストリビューションが紹介している
ソフトを一部集計しました。
結果としては、
“Rufus”と”Etcher”が多く紹介されているようです。
いずれも、分かりやすいソフトですので、
これからLinuxをインストールしてみたいという方は、
どちらかを選べば間違いないと思います。
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